仕事でも 私用でも ハンコ ゴム印。
これからも末永く使って頂きたいと思います。
ゴム印の お手入れ メンテナンス の一例です。
少し使い込んだゴム印と シヤチハタのスタンプ台でやってみました。
ゴム印の印影が鮮明ではナイ程度の物です。
傷んだゴム印は処分してしまうので この程度の物しかありませんでした。
印面のゴムは まだ弾力性のあるものです。
白っぽく劣化したゴム印は もろくて欠けやすいので要注意です。
最初に捺してみると 文字の周りにはモヤモヤがあります。
印影が滲んだようでハッキリしてません。
最初はお手軽に出来る粘着テープで印面の掃除。
テープな何でも良いけど 幅広いのが使いやすいと思います。
何となく 手元にあった SEKISUI の 養生テープで。
適当な長さで切って 粘着面を上にしておきます。
そこに ゴム印の印面をペタペタします。側面も出来るだけペタペタ。
ただ ゴムの劣化があると文字の欠けなど 破損することもあります。
テープの粘着面には印影の他に 異物(ゴミ)が取れました。
劣化したゴム印ですと文字部分が取れる事がありますので要注意です。
文字と文字の間のゴミは まだ取り切れてません。
試しに 捺してみました。
左側の印影が 最初に捺した物です。
最初の印影よりもスッキリした感じです。
文字の周りのモヤモヤが少なくなりました。
小さいゴム印なので力加減で解りにくいですが すみません。
次に 粘着テープでは取り切れなかった文字の周りの土手のゴミ取り。
使い古した歯ブラシでササッと掃除します。
中古歯ブラシは印鑑の彫刻の時もよく使います。
もちろん 使い古した歯ブラシはよく洗浄してから熱湯で復元しています。
文字の周りの土手のゴミを台木の方(ゴム印の底面)から印面に向けてササッ。
取り除いたゴミは 歯ブラシにも付着します。
先ほどの粘着テープで印面と歯ブラシも綺麗にしながら行いました。
見た目にも綺麗になりました。
捺した印影もまた少しスッキリしたように感じます。
写真 右側 二列目です。
まだ 文字の中にモヤモヤが少し残っているのが気になります。
楊枝でホジホジします。
ピンセットでの異物の撤去はやめた方が良いです。
大切な印面をつまんでしまう事があるのでやめましょう。
木製の楊枝の先で慎重にゴミをホジホジして浮かせておいく。
それを 粘着テープで取り除いて行きます。
歯ブラシもつかって掃除します。
けして印面を楊枝で傷つけてしまわないようにしましょう。
金属のピンセットでなく 楊枝でなら危険は少ないです。
捺してみるとモヤモヤがスッキリしました。
最初の印影と比べると文字の周りがハッキリしています。
小さいゴム印なのでキレイに捺すのは難しいですが。
印影は スタンプ台の具合や力加減で変わってきます。
でも 最初の印影と 掃除した後ではハッキリと変わっています。
軽い汚れですと粘着テープでペタペタするだけで綺麗になります。
何もしないで使用し続けると印影が不鮮明になります。
住所判などでは 細かい掃除は大変です。
使用頻度でごみの付着は変わります。
たまには 印面を点検して必要なら掃除してみてください。
ただし 印面は何度かスタンプ台を使えばスタンプインク色になります。
試したことはありませんが 印面の掃除にエアダスターは良いかも知れません。
噴射力が強いものだと 余計な手前無しで綺麗になりそうです。
末永く快適にゴム印を使用するために たまにはお手入れをしましょう。
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